冬コミ08 我が闘争(3日目編)




さてさて、いよいよネタ全開の3日目。

例年…、もといここ数年、3日目は別に勝負と意気込む日ではなかった。
ここ数年の基本的勝負日は完全にSEEDの日!
【マリみて】の日も一番最初は戦争だったが、一度経験すれば実にあっさりしたもの。

SEEDと【マリみて】が被った時に関しては、ちっとばかし本気を出す程度。
とは言っても競馬で言うなら、ラスト1ハロンだけ軽く追った程度の本気度。
ここ長らく、夜流田さんは100%全開の能力を出した事がなかった。




しかし…、数年ぶりに夜流田さんは本気を出さねばならなくなった……
何故なら久々に3日目に配置されるジャンルの物にハマっているからだ……

大晦日のチャット大会の時に暴露したのだが、現在夜流田さんがハマっているのが……












THE IDOLM@STER
《以降【アイマス】と表記します》






どうしてアイマスにぶっころんだかの経緯は、後日またお話しすることになるだろう……。



まあ兎に角、ジャンルとして完全に隆盛期にある所に突撃する事になった訳で、
『これは流石に本気を出さにゃイカンなぁ』という事になったのである♪









では、いかにして夜流田さんが3日目を戦い抜いたのか???
その詳細をここに記すとしよう!!
《【我が闘争】シリーズ初の、本当の闘争劇だZE》
























【戦う前に勝敗を決しよ!】




3日目の話に入る前に、夜流田さんのコミケにおける基本戦術を説明しよう。




過去に夜流田さんは




《20分で30冊以上の同人誌を購入した》

《10分で当日目的サークル本全てを入手した》

《90分で東西ホールを往来し本を買い漁った》





などなど、一般兵では到底真似できない事をしでかしているwww

とは言っても、夜流田さんからしてみればそれほど驚く事をした自覚はない。
何故なら、夜流田さんは自分の基本戦術を忠実に行っているからである。




その戦術とは、近代戦争における基本である







電  撃  戦




コミケ(スパコミ含む)に行った事がある人は分かっていると思うが、
開場してから時間が経過すればするほど会場内の人が増殖し、身動きが取れなくなる。
なので、人が増殖するまでに決着をつける。これが夜流田さんの基本戦術である。






無論、電撃戦を敢行するには相応の下準備が必要になってくる。

目的のサークル様を絞り込むことは当然として、それに伴う行軍ルートの絞り込み。
また会場内における移動制限場所の位置に、サークル様の発行部数の大小など。
ありとあらゆる情報を収集し、それを戦闘に活用しなければならない。

っとまあ大袈裟に書いちゃいるが、本気で本が欲しいならばこれぐらいの情報集は誰にでも出来る。
ネット時代の昨今、情報収集には困らないからな。









機動力は確保した。
しかしながらコミケという戦場で電撃戦を成功させようとするなら、さらなる重要な能力が必要。








それが鑑識能力&決断力




いくら常人の3倍早く動けたにしても、本当に欲しい本なのか見極める瞳がなければならない。
勢い良く買ったまではいいにしても、いざ家に帰って本を見た時に……








なんで、こんな本買ったんやろ…_| ̄|○




ってな悲惨なオチになってしまう……
もとい夜流田さんも未熟な時はそれをやらかした。
《買った本の40%近くがソレだった時は、本当に泣いた……》




こればっかりは経験を積むしか解決方法はない。
日頃から良い作品を読み、良い作品に触れていれば衝動買いに泣く事はないだろう。

















また決断力がなくては電撃戦は成立しない。

いくら早く目的の場所に到着しても、本を買う決断が遅ければ何の意味もなさない。
『これは買いだぁ!』と思ったものは躊躇わず買う!!
それが初めて行くサークル様なら『全種類ください!』言えないとダメ。




自分が良い物と思った物の殆どは、他の人間も良い物と思っている。
また後で…、などと考えて後に行った時には既に本がなかった…、では笑いのネタにもならんぞ!?








まあ、最後に必要なものと言えば実弾(資金)だろう。

戦場での弾薬切れは即・死亡である。
実弾確保に関しては頑張れ!!

夜流田さんだって、コミケの為に隠し預金作ったり、競馬で頑張ったりしてるんだからさぁ!!
《そういう意味でも年末競馬3連勝は非常に大きかったwww》












っという具合に、基本戦術は既に確立されている夜流田さん。
とは言っても、戦場では常に予測不可能な事が起こる。

基本戦術を軸にしつつ、しっかりとその時々に応じた戦略を駆使しなければならない。




ではでは当日の夜流田さんを冷静に、でもって白い目で見てくだされ♪
《現実のコミケを知らない人(一般人)が読めば、確実にドン引きものであるがなぁwww》
























【高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変に】




この日、夜流田さんの起床時間は3時30分
《はいはい。まだ引かないの〜。まだ1行目よぉ〜〜♪》




今回の3日目の戦いの肝は、開場してからの時間が勝負。
アイマスは隆盛ジャンルなので開場して30分で身動きがとれなくなると予想。
なので早朝始発出勤で可能な限り前の待機列に並ぶ必要がある。




無論、前日までにある程度の目星を付け、行軍ルートも1・2日目で下見済み。
軍資金も競馬で大勝して余力たっぷり、体調も夏コミ時とは比べ物にならないほど絶好調!
《夏コミ時の体調だったら、間違いなく素直に諦めてホテルでぶっ倒れているね》








1時間かけて最終準備&ホテルのチェックアウトを済ませ、いざ出陣。
なのだが…、この時点で夜流田さんは大きな問題を1つ抱えていた……。



夜流田さんの滞在先から会場の東京ビックサイトへ向かう最短ルートは【ゆりかもめ】を使用。
ところが【ゆりかもめ】の始発電車は6時ちょうどの発車。
一応、事前に調べていたのだが、コミケの時は始発臨時便が出るという話を聞いていたのでそのまま新橋へ。



もしも【ゆりかもめ】を使わないとなると大崎へ出て【りんかい線】を使う事になるのだが、
これだと大回りになって時間ロスになってしまうのでこれは使用しなかった。









っで4時50分頃に新橋駅に到着したのだが、案の定【ゆりかもめ】の入り口にはシャッターが……。
一応、シャッターの前に駅員がいたので話を聞いたのだが、臨時便は出るには出るが、


出るのが5時半過ぎとの事……

















ナンテコッタイ/(^o^)\



っとなってしまうのは新兵である。
夜流田さんは全く全然慌てていない。ってか想定済みである。



そもそも公共交通機関がコミケの為に1時間も早く電車を動かしてくれるとお思いですか???
それに東京都を支配しているのはオタク嫌いの文学家気取りのI原S太郎ですよ?
あのインテリ893が、そんな裁量するとでもお思いですか???
《夜流田さんは未だに奴が政治家とは思えねぇ。政治家の資質ならウチ(大阪)の橋下の方があると思うんだが?》








夜流田さんが新橋に出てきた理由はもっと別の理由……

すぐさま夜流田さんはローターリーへと進み……




















HEY TAXI!!щ(゚Д゚щ)








でもってタクシーに乗り込むなり、運転手のおっちゃんに……



















青海駅まで最速で!!









ここで分かる人なら「あれ???」とお思いであろう。

タクシーで会場に行くなら行き先は『国際展示場前』である。
しかし夜流田さんは、その1つ前の駅である『青海駅』と言っている。

その理由を少々説明しよう。






コミケ会場へのアクセスでタクシーは自粛するように言われている。
理由は当然、タクシーが原因の交通渋滞発生である。



しかしながら1つ前の『青海駅』から『国際展示場駅』までの距離は約2km
《注意:同じ隣でも『有明駅』は『りんかい線・国際展示場前』のほぼ隣なので不可》

でもって『青海駅』周辺にレインボーブリッジや首都高速入り口があったりと、言わば交通の要所。
故に、車の往来が非常にスムーズに進める道路幅もあればルートも数多く存在する。
なので交通渋滞が起きにくいのである。






実際、夜流田さん以外にも多くの同業者が『青海駅』で下車して会場へと向かっていた。
それでもグレーゾーンな交通手段ある事は間違いない。
次からはもうしない。だって…、タクシー代がえらい掛かっちまったしなぁ……
《大崎への最速ルート開発が次回コミケへの課題である》





















『最速で!』と言った甲斐あってか? 予定より5分近く『青海駅』前に到着。
そこからは歩き、2kmなのでおよそ20分くらいの行軍となる。
《大阪人の歩行速度は世界一!(夜流田さんで基本5km/時である)》




会場前に到着したのが5時30分前。
計画通り一般待機列最前列に取り付くことに成功した。




ちなみに列に並び、待機状態になった直後の光景がこんな感じwww
漆黒の闇に包まれる要塞
《プラウザを閉じずに、そのまま「戻る」を選択してください》






本当に真っ暗だから、朝コンビニで買った新聞も読めない。
かと言って携帯ゲーム何て良い物なんて持っていないし、携帯電話も電池切れが怖くて使えない。
一応、MDウォークマンを持ってきていたので……




のんびりとアイマスの曲聴いてたけどね♪
《Ipodなんて贅沢品、どうも買う気が起きなくてねぇ〜》




















時間が経過して6時30分頃。
ようやく空が明るくなり始め、偉大なるビックサイトがその姿を見せ始める




全容を見せる母なる故郷




しかしながら、これは同時に冬コミ待機において一番キツイ時間の始まりである。
この日の天気は快晴…、すなわち放射冷却の始まりを意味する!!




ここまでの寒さに慣れている状態から一気に気温が下がるので肉体&精神ダメージも大きい。
実際問題、この放射冷却に耐え切れず撤退する者も多い。
ちなみにこの日の最低気温は6℃。地形効果を考えれば4℃くらいと考えられるが……












今年の寒さは楽だなぁ♪♪♪




この夜流田鉄漫、侮っては困る。
夜流田さんの仕事は基本屋外である。でもって休憩所の暖房具は電気ストーブのみ!
真冬の時なんざ、運が悪けりゃ氷点下で仕事してるんだZE!!




ってかオレは吹雪に見舞われた冬コミを経験しているんだZE!?
《あの時ばかりはリアルに『死』という言葉が頭にちらついたな…》

それぐらいの冬将軍じゃなきゃ、オレ(達)の情熱を凍てつかせる事など出来ぬわっ!!щ(゚Д゚щ)







と強がっちゃいるが確実に肉体的ダメージはある。
待機列にじっとしている為、どうしても筋肉が固まってきてしまう。こればっかりは防ぎ様がない。




一般列の移動開始時間が8時30分なので、この間に列を離れて体を動かす事に。
とは言っても、元いた場所が見える範囲程度のもの。

これがチームを組んでの列待機なら交代で長時間休めるのだが、単独行動では無理な事。
場所確認&確保の為に、どうしても手荷物を置いていかないといけないので遠出は無理。
これが単独行動最大の泣き所である……




















最低限であるが体を動かし、時間いよいよ8時30分。




後光に輝く聖地&愚民達(オレ含むw)




ここまでくれば、後は開場を待つだけ。
テンションを上げ過ぎず、それでいて何時でもフルスロットに踏み込める様に準備。




この頃には放射冷却も終わり、徐々に温かさが待機列を包み始め、体の反応も良くなる。
ふと思ったんだが、放射冷却によって冷えた体が温まっていく感覚…、それはまるで……












自然解凍される冷凍食品




の様な気分だった。いや、冗談抜きで本気で思えた。
























そして時間はついに10時を迎えた……




一斉に動き出す数多のオタども達!
夜流田さんも、激流と化したオタの波に身を委ねて目的の場所へ一直線。




ここで注意しなければならないのが、決して流れに逆らわない事である。

愚かにも逆らおうものなら、一瞬にして五体・五感が破壊されると思うべし!
まあ、逆らった瞬間に濁流に飲み込まれてHEVEN(HELL?)に逝けるけどなwww




【濁流を制するは清流】なり@北斗神拳次兄


















予定通り開始5分で目的のアイマススペースへと到着。
予定通りに作戦を遂行し始めたのだが、3サークル目を回ったその時だった……

























ば…、馬鹿なぁぁぁ!?




夜流田さんを360度から襲う絶大なるプレッシャー!!
体感できてしまうほど薄くなり始めている酸素濃度!!




















だ…、男幕だとっ!?




行動開始しておそらく5分も経過していない筈。
しかしながら、アイマススペースの至る所に男幕が張られ、予定行軍ルートの全てが塞がれている!!




確かにアイマスは隆盛ジャンルで男幕突破は覚悟はしていた。
だが、いくらなんでも男幕が形成されるにはあまりにも時間が早すぎる……
完全に機動力を奪われ、もはや電撃戦が行える状況ではない……




作戦の根幹である機動力は奪われ、至る所に張られた男幕……
その時、夜流田さんは……




















すぱぁぁぁぁぁんっ!(種割れ)








電撃戦が不可能な以上、残された道は総力戦のみ!!
持っていた地図をカバンの奥底に沈め、敢然と男幕の中へと突っ込んだ!!
単独でのローラー作戦の敢行である!!








ちなみに、この日のアイマスジャンルスペースは列数にして3列。
1列あたり60ブロックあり、また1ブロックあたり2スペースある。
なのでアイマスサークルの総数は……




3×2×60=360サークル




この全てを見て周り、欲しい本を根こそぎ手に入れるという壮大な作戦である。




ちなみにSEED隆盛時代でも1.5列分のローラー作戦しかしていない。
だってほら…、SEEDジャンルの7割がたは【奇妙な掛け算】だからさぁ……(遠い目)


























正直言って、どういう経緯で見て回り本を買ったか全く覚えていない……
実感できたのは、行軍するにつれて重くなっていく我が荷物ぐらい……
何冊買ったなんぞ当然分からん…、ってか10冊より先は数えるのが面倒になった。






ようやく冷静になれたのは11時30分頃。
アイマススペースを3回りし、この日の作戦を終了した。




尚、この時点での作戦の成否は一切不明。

なにしろ【種割れ&セブンセンシズ覚醒】状態で本を買っていたので、
本当に欲しい本なのか、それとも衝動買いなのか全く判断がついていない。


この時点で唯一分かっていた事と言えば……


















財布から約35000円消えていた(爆)





言っちゃなんだが夜流田さんは老兵の部類に入る。
《老兵と書いて【オールド・スネーク】と呼んでねwww》


その老兵が、過去最大の買い物をやらかすとは夢にも思わなかったね。
《それまでの過去最大は、SEEDの約24000円》







これは後日談なのだが、この時に買ったアイマス本全てが当たり!!
でもって買った本の総数は72冊(無論、全部アイマス)




あと、あまりの男幕の酷さに撤退せざるを得なかったサークル様の数が約12。

この撤退数も過去最大…、まあ殆どが日本橋に行けば買えるサークル様なので良しとする。
むしろ戦略的撤退と言っていい…、下手に固執すればそれだけ買い損ねるサークル様が増える。




なんだかんだ言っても、結果だけを見れば今回の作戦は大成功に終わった。

もとい、夜流田さんもまだまだ戦場の第一線で戦える事が確認できた。
オフィシャルにしてもプライベートにしても現場第一主義者なので、これは素直に嬉しい。




唯一の失敗は、アイマスジャンルをいささか侮っていた事かな。

まさか行動開始5分で作戦変更、それも総力戦を強いられるとは全く予想していなかった。
もっとも、しばらくは流行ジャンルなのが確定的なので総力戦メインかな?
次はもっと良い本をより多く手に入れる為に、肉体を戦場スタイルに作らないとね♪



















ただ…、まさか35000円も吹っ飛ばす事になろうとはな……

ああ…、前日にやらかした馬券の金があればなぁ……_| ̄|○
《何をやらかした知りたい人は【競馬:東京大賞典(観戦記)】を見よう!》



















番外編へと続く……








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