菊花賞 展望編




あの衝撃から、もう1年……
競馬やってると本当に時の流れが早く感じてしまう、夜流田さん今年で2●歳……
《20代に突入してから、ホンマ月日の流れが早ぇわ……》








さてさて、今年も3冠馬誕生がかかる菊花賞。

さすがに、去年のディープインパクトみたいに勝率99%とは言えない。
それでも、個人的には現状でも勝率70%ぐらいと踏んでいる。
その根拠は後で述べるとして、まずはトライアル戦線を振り返ってみよう。
















セントライト記念



マユゲ落馬で、全然参考になりません!!



最初は単に躓いて起こったものだと思っていたが、パトロールVTR見ると違っていた。

3角手前から既に馬(マツリダゴッホ)がふらついている。
なのに無理に進出しようとしたのでバランスを崩し、そのまま落馬……

単刀直入に言っちゃうと、マユゲのヘボ騎乗が原因!!



隣にいたフサイチジャンクは、思いきりブレーキが掛かってしまった状態。
挙げ句、馬込みが変に拡散したお陰で、エンジンが掛かり始めた後ろの馬全てに影響。



でもって、直線の内容は見事なまでに行った行った。
これを参考にしろってのが無茶である。
















神戸新聞杯



これもパトロールVTRを見た人ならば誰もが感じた筈……


セントライト記念以上に参考にならん!!



でもって私のようにヒネくれた人間だと、こうも思った筈……















JRAの政治介入あったんじゃねぇ??




まずスタートして最初のホームストレート。

某馬が外の隣接馬に激しくクラッシュ!!
その勢いで、内にいた馬にも激しくクラッシュ!!






1コーナー入り口。

これでもかとばかりに、隣接馬にクラッシュ! クラッシュ!!






2コーナー過ぎてから。

鞍上の意志に逆らいまくって、外へ外へ。
その際、当然の事ながら他の馬にクラッシュ!






4角出口。

これまた鞍上の指示に歯向かい、隣接馬にクラッシュ!






ラスト100m

「いてまうぞゴラァ!」と言わんばかりに、内側を走る馬に突撃敢行!
《競馬用語でこれを【斜行】と言う……》



















これほどまでにダイナミックなレースをした奴。
犯人は2冠馬メイショウサムソンwith石橋守!!




まあね。ある意味、過去に類を見ない激しいレースw
ツッコミどころ満載の、まさしくサバイバルレースであったw




でもね…、普通あそこまで派手に暴れ倒したら、絶対に……












調教再審査&騎乗停止処分だろ!?



特に騎乗停止処分。
私が視認できただけで、あそこまでやっているのに……
制裁金だけってのはおかしいんじゃねぇ??


普通だったら4週間の騎乗停止、下手すりゃ8週間の騎乗停止処分ものだぞ?
情状酌量の余地があっても2週間の騎乗停止処分だ。
なのに、下った裁きは制裁金のみ……
天下のJRA様の影が見え隠れしてなんねぇ……




もしも4週間の騎乗停止だと、石橋さんは菊花賞に乗ることが出来なくなる。
《神戸新聞杯翌週〜菊花賞までで、ちょうど4週間》



それでも2週間の騎乗停止ならば、菊花賞までには余裕で刑期を終える。
しかしながら、それすらない。 考えられる理由は、メイショウサムソンだったから。






このレースでのサムソンの単賞人気は1.9倍、バリバリの1番人気。
当然の事ながら、馬券はサムソン中心に売れている。
もしも、ここで2着のサムソンを降着させようものなら波乱決着。もとい……
















馬券が紙屑と化す人間を大量生産!



ってな、事になる。
そうなりゃ、サムソン絡みの馬券買ってる連中からは非難轟々間違いなし!












ちなみに派手にやらかしちゃった石橋さん。
翌日のスポーツ新聞&競馬○ックでは、出頭(裁定室行き)前のコメントだった為か?




悲壮感全開のコメントばっかり


4週間の騎乗停止を覚悟しての出頭だったことが読み取れた。
もといレース直後に取られたと思われる写真の石橋さんの顔は……
























「覚悟は…、出来ている……」@キラ・ヤマト
《しかし、顔は見事なまでに真っ青……(ネタ分からない人、ごめんなさい♪)》



世が世ならば、確実に斬首or割腹
石橋さん自身、ちゃんと理解し、覚悟しての出頭だったでしょうに……


そういった大人の事情が、たっぷり見て取れるレースであった……








詳しくはJRAのHPに行って、神戸新聞杯の結果を見てみよう。

10月にリニュアルされて、見やすくなっているのですぐに見つかる。
でもって、サムソンの動きだけでもいいから見てみよう。
絶対に、オレと同じ事を思うから!!




でも関東のおバカ連中と違って、石橋さんはとても真摯である。
ちゃんと罪を背負い、懸命にサムソンの調教を積んでいる。
でもって調教後のコメントも、しっかりと答えている。

なので、このレースでの後遺症は考えなくていいでしょう。















はっきり言って、まともな競馬してたのは勝ったドリームパスポートだけと断言していい。




アドマイヤメインも、最初のストレートの時点で完全に危険回避モードに入っている。
ユタカ自身、道中の折り合い&最後の伸び脚を計る意味合いもあったと思う。
それでも、4角で思いきり不利を被っている……

レース後のコメントでは「中京は向いていない」と言っているが、
実際の所は、どれだけダメージを抑えるかのみに集中していたと思う。






ってな事から、トライアルから本番を占うのは事実上不可能である!
そうなると、本番を占う材料は純粋に……





















血統背景からの舞台適正
過去の競争内容&騎手の適正


まさしく、己が築き上げてきた競馬知識&センスが問われるレースとなっている!
まあポジティブに考えりゃ、一番予想し甲斐があるレースである♪



















ここで、最初に述べた「サムソン3冠確率70%」



他の競馬関連の記事から比較しても、結構高めである。
しかしながら、この高い確率の裏づけになっているのが血統背景。

メイショウサムソンの親父はオペラハウス。そう、あの……

















世紀末覇者 テイエムオペラオー


これと同じなのである!







でもって母父はダンシングブレーヴ。
これはカワカミプリンセス(これは父父)がオークスで長距離の裏づけがされている。



また母父で見ればスイープトウショウ。

スイープの親父はバリバリ短距離系のエンドスイープ、なのにオークス2着の宝塚&女王杯勝ち。
これは母父が切れ味と一緒にスタミナも補完していると見るのが妥当であろう。

しかしながら、この血統の本当の魅力は長距離対応適正ではない。
この血統の最大の魅力は……



成長力&持続力の長さ



覇王オペラオーは言うまでもなく、スイープも2歳から現在まで息の長い活躍をしている。
またカワカミプリンセスも遅生まれもあるが、まだまだ成長中。


現に神戸新聞杯の馬体は、余裕のある作りながら太め感は一切なし。
これは夏場で全体がバランスよく成長した証に他ならない。














また勝負根性の特筆さも忘れてはならない。



スイープもカワカミも勝負根性は牝馬離れしている。
勝負根性がなければ、両者のラストの鬼脚は到底繰り出せるものではない。



全盛期のオペラオーに至っては、完全に拳王様である……
《2000年の有馬記念は、まさしくラ○ウだったよな……》














他馬の兼ね合い&展開等は予想編で書きますが、
サムソンほど淀3000mの適正を持っている奴がいない!



強いての弱点を言えば、神戸新聞杯の様に外から抜かれるケース。
もといダービー結果編で記した【ラスト400〜200mでの切れ味】



それも今回のメンバー構成&舞台を考えると、そこまで神経質にならなくていい。







それと週末、雨が降って馬場が渋れば……



去年のディープと同じ確率で3冠達成!!



と断言して良いだろう。

馬場が渋れば、完全にサムソンの独壇場。
理由は簡単、サムソンを破る唯一の術である切れ味勝負が不可能になるからだ。














今回はここまで。

追い切り&枠順&週末の天気をじっくり見ながら考えてます。







では続きは予想編で……







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