今年の皐月賞の勝ち時計は2分1秒7。上がり3ハロン35秒2

良馬場発表とはなっていたが、あの馬場状態でこの時計なら及第点。
ぶっちゃけ2分4秒台での決着まで思っていたので、一応GTレベルの時計だと思う。










せやけど、JRAの馬場発表ほど信憑性が低いものはないと改めて実感。
TV画面で見ても明らかに水分を含んでいるのが分かるのに良馬場とは如何に???




信用できる馬場発表といえば、パンパンの良馬場かグチャグチャの不良馬場ぐらいのもの。
特に雨上がりと降り始めの馬場発表なんざ、全く信用できない。
こればっかりは、当日の本番前のレースを見て確認するぐらいしか対処しようがない。




挙句に土曜は荒れ馬場で時計が掛かってたのが日曜日には高速馬場と化すことも……
《原因:レース後にローラーでガチガチに下を固める為》



それどころか意図的に砂をまいて、無理やり高速馬場にする事さえある……
《代表例:04年日本ダービー。あの時の馬場の色は緑ではなく黄色…》


馬券を買う…、特に前売りでしか馬券を買えない人間には本当に迷惑な話である……




っと、まあ馬場の事を愚痴っているが、今回の馬券は重馬場適正も踏まえて買っている。
そうじゃなきゃ、サブジェクトなんざ買ってないってw(苦笑)




















今回の皐月賞…、一言で言えば『腹を括ったもの勝ち』だろう。






勝ったキャプテントゥーレ、もとい鞍上の川田。
騎乗内容を見ていても、最初からハナを叩く覚悟で行っていた。


その証拠がスタート直後。
他の面々は手綱を抑えているが、川田だけが手綱を押して敢然とハナを叩きに行っている。
結果、すんなりハナを奪い、完全にペースを支配してそのまま先頭でゴールイン。
道中の動き・ラップタイム・仕掛け所・追い。全てにおいて文句のつけようがない。

今回は川田が完璧なまでに仕事をした。
まさしく騎手の腕でもぎ取ったGT制覇と言っていい。




それにしても、川田が逃げる時は実に気持ちいい逃げを打ってくれる。
今回のレース然り、サンアディウのセントウルS然り…、本当いい逃げを打つ。
後は後ろから差すタイプの馬の扱いだな。















良い仕事と言えば、(右回りGTなのに)ヨシトミ大先生も仕事をしている。



道中の動きを見ていても、全く外へ出す気配はなし。
道中は終始インベタ、最後の直線もイン強襲のみを狙い実行した内容。
乗っていたのが相手なりに結果を出すタケミカヅチにしても、今回の2着は先生の騎乗のもの。



3・4月の中山開催、大先生の騎乗内容が良かった。まあ、時々先生らしい騎乗もしてたけどw
それでも、この好騎乗は近年の大先生とは思えないもの……






まあ…、蝋燭って燃え尽きる最期の時が一番激しく燃えるとも言うし……w




















対して下手を打ったのが松岡のマイネルチャールズ。


今までならばハナを叩くまではいかなくとも、番手は主張していた筈。
ところが、今回はスタートしてすぐに控えて中段の後ろ。
2コーナー過ぎでキャプテントゥーレが軽快な逃げを打った時点で、この馬の敗北が決定。
《加えると、2〜6番手以内にいないかった馬が敗北決定》



あの馬場状態・展開で差し届くのは超GTクラスの馬しかいない。
それでも最後は2着にハナ差の3着に来る辺り、さすがは中山専用機と言ったところか。









っと、レース直後は思ったのだが、今日(月曜)の新聞などのコメントを見ていると事情が違うようだ。
松岡は、そこらの関東騎手とは違って、下手を打った時もちゃんとコメントをする。
ところが、今回のコメントは明らかに最初から中段で競馬すると決めていた様な内容。




コメントでは『ダービーを意識して』とか言っているが、松岡の騎乗スタイルでは考えにくい。
松岡の基本的騎乗スタイルは【どんな馬に乗っても積極競馬】
《ただし連軸鉄板の馬でもこの騎乗するので、馬券買う側は常にハラハラドキドキであるんだがw(汗)》




去年のサンツェッペリンにしてもコイウタにしても、松岡の騎乗が見事に出たもの。
もとい、今年のレースを見ていても基本スタイルはちゃんと貫いている。
そんな男が今回に限って、しかも去年より顕著にスローが予想できる展開での中段からの競馬。








以上を踏まえると、考えられる事は唯一つ…、岡田繁幸の命令しかない……
《岡田繁幸:ラフィアン、もといマイネル軍団の総帥…》



岡田繁幸の現場サイドへの口出しは、競馬関係者のみならずファンの間でも有名。
それが良い方向に出ているのは、OPクラスまでの馬。
悪い方向に出ているのがGTを勝てるクラスの馬…、最たる例がコスモバルクである……



最も最近の例を挙げればドリームパスポート。
意外に知られていないだが、ドリパスの馬主になっている【セゾンレースホース(株)】
ここも実は岡田総帥の息が掛かった所。






ドリパスが転厩した一番の要因は、前管理の松田博調教師との対立と言われている。
岡田総帥はとにかく現場に口出しする。
出走レースにしても、鞍上にしても、調教内容にしても、とにかく口出しする。



一方の松田博調教師といえば、名実共に名伯楽と言える大御所調教師。
当然、確固たる調教スタイルを持っているので総帥との衝突は必定……

有馬記念に高田君を乗せたのも、総帥との縁を切る為に乗せたとさえ言われている……
《岡田総帥は過去の実績のみで騎手を判断する(例:大先生・マユゲ・バカ春etc》



結果、有馬記念後にドリパスは転厩したのだが……












これは、あくまで夜流田さんの推測&主張になるのだが……


岡田総帥からして見れば、今回の皐月賞は余裕かましても勝てると思ってたのだろう。
しかしながら、結果は騎手の持ち味を殺した結果……




『ダビスタ』ならともかく、現実世界で専門の人間に口出しするってのはいかがなものかと……
競走馬は、ある一定のレベルを超えると馬主だけのものではなくなる所を理解して欲しいなぁ……
《名馬とは強さもさる事ながら、どれだけファンに認められ愛されたかである(持論)》






















今回のアンカツ&ユタカは馬の問題なので仕方ないところ。




アンカツの場合は、馬の脚質的に後ろから脚を伸ばすタイプ。

それも大外ぶん回さずに間を突いてきたところは、見事アンカツである。
先週の愚弟にアンカツの爪の垢でも飲ませてやりたいな、ホンマにっ!!




ユタカの場合は、完全に馬の問題。

夜流田さんにはブラックシェルの評価が異常なまでに過大評価されているとしか思えない。
ひと夏越せば一変する要素はあると思うが、現状はGV勝てるかどうかの馬。
まあ…、今年のレベルを考えればダービーまでなら上位に来られる馬だと思うけど……








それとマユゲ(蛯名)は本当にグランプリジョッキーか? と疑いたくなる……っ!!

確かに馬の問題もあるが、あの騎乗は酷すぎる。
やっぱり去年の有馬記念勝てたのは、中山専用機の能力のみによるものだろうねっ!!






















まあ、予想よりかはレベルが高かった今年の皐月賞。
それでも、今回のレースの結果を踏まえた上で夜流田さんは宣言しよう……




今年の日本ダービー……






















皐月賞直行組に本命は打たん!!



はっきり言って全馬、府中2400mを走りきれる気が全くしねぇ!!
このまま行けば、95年の日本ダービーみたいな結末が確実に待ち受けている!!
《95年ダービー:ダービーの勝ち時計がオークスの勝ち時計より1秒も遅い!!》












そのならない為にも、あの馬が無事に出てくる事を祈るのみだな……
無事に出て、鞍上がユーイチクラスならば1着鉄板勝負できる奴だからな!!
《その馬の名はまだ伏せます。何しろ、まだダービー出走確定条件を満たしてないので…》
















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