伝説となるであろう天皇賞(秋)から僅か一夜。
かつては【アラブのメッカ】と呼ばれた園田競馬場で、伝説となるであろう名レースが生まれた。
その前に、振り返りたくねぇがJBCスプリントの結果から……
まさかバンブーエールが、押し切ってしまうなんてなぁ……
こいつは確かに能力は認めてたけど、勝ち鞍の殆どが広いコースばっかだったから小回り適正を疑った。
でもって鞍上の松岡も、園田みたいな激・小回りコースはダメな奴と思って斬ったんだが……
何で、その思い切った騎乗を春からしねぇかなぁ……
やってりゃ、皐月賞は楽に勝てただろうにさぁ……
良い時と悪い時の落差が激しすぎるのよ、松岡は……
2着のスマートファルコンは距離適正の差で負けたかなぁ?
もう少し距離があれば、スタート直後にもう少しハナを主張しにいってたと思うんだが。
それでも1400mの小回りであの競馬が出来たのは大きな収穫。
さすがに1400mは短いが、1600mぐらいなら充分に競馬できる。
園田の馬場にも合ってたし、これなら南関東でも充分に戦えると思うね。
まあ…、同世代に化物が1頭いるけど…、がぁんばw
3着のアルドラゴンよ…、よく頑張ったぁぁぁ!!
あのメンバー&レース展開で3着なら、大いに誇っていいぞ!!
このレースに出る為に園田移籍し、見事に園田を代表する競馬をしてくれた!!
ブルーコンコルドは沈んだね……
まあ、前回の段階で追い切りが1本足りないと言っておきながらプラス10kg出走は失敗だな。
年齢的にも、今後のダートGT路線を見ても、今回が最多GT勝利馬になれるラストチャンスだった訳で……
《ここから先は距離1800m以上で、相手は化物揃い……》
やっぱりGT7勝を超えるってのは、本当に競馬の神に祝福された馬のみに与えられる権利なんだね。
このレース、大失敗したのはアルドラゴン絡みのワイドを買い忘れた事……
まさか、スマートファルコンとの組み合わせで17倍もオッズ付くのかよ……_| ̄|○
続きまして、クラシックの結果。
このレース、当初の馬券購入予定を大幅に変更いたしました。
ちなみに、どんだけ変えたかと言うと……
3連単
1・2着(1・2)→3着(10・12)《計4通り×500円》
馬連1−2 5000円
馬単2→1 3000円
何しとんじゃ、貴様はぁぁぁぁ!?
《馬連・馬単は完全に1点勝負&ぶちこんだ金額がぁ!?》
ままま待ってくれ! これには浅くて狭い事情があるんだ!!
実は、JBCクラシックを迎える前、夜流田さんは凄まじく負けが込んでいたんだ!!
ちなみに、どれだけ負けてたかというと……
約35000円ほど……_| ̄|○
《1Rから7Rまで完敗! 8R軽く当てるも9R(JBCスプリント)で大敗!!》
この状況で、浅く広くなどという馬券など買えるわけねぇだろ!?
全額取り返す事は不可能ってのは分かってたから、少しでも傷を浅くしようと必死だったんだYO!!
《ちなみに(馬連1.9倍)(馬単3.7倍)というオッズ》
まあ…、結果は何とか負債額を減らす事に成功できた訳なんだが……♪
レース内容は、これまた天皇賞(秋)を彷彿させるような展開。
逃げるサクセスブロッケン。番手追走のヴァーミリアン。
小回りを利して逃げ込みを図るサクセスに、外から馬体を被せるヴァーミリアン。
ラスト200mから完全に一騎打ち!
と思ったら、大外から一気にメイショウトウコンが突っ込んでくる…、がラスト50mで脚が止まり……
最後はクビ差…、ヴァーミリアンが力づくでねじ伏せた!!
このレースで従来のレコードを0.7秒更新したのだが、これは狂気の沙汰!!
そもそも園田コースでレコード更新されるのは10年に1度くらい、非常に稀な事。
でもってレコード更新されるのは、必ず脚抜きの良い馬場(重〜不良)に限定されている。
それを良馬場で0.7秒も更新なのだから、どれだけ凄まじいレベルでの勝負だったか容易に分かるだろう。
正直、サクセスブロッケンがヴァーミリアンを追い詰める器だった事には驚いた。
いや、大器なのは分かってたけど相手がヴァーミリアンだから余計に驚いている。
日本国内でヴァーミリアンに勝てるのは、もうサクセスブロッケンしかいないと断言して良い。
次回は間違いなくJCダートだが、ここで世代交代があるかもしれない。
もとい、まだサクセスは3歳なので斤量の恩恵に授かれる。
『貴様が言うなっ!』とツッコまれるが言っておく…、こいつには逆らうな……
そしてヴァーミリアンはドバイの大敗なぞ関係なく、絶対王権を保持し続ける……
これで国内GT5連勝…、国内でこいつを止めれるのはサクセスブロッケンと、
後はアメリカからカーリンぐらいの化物を引っ張ってこんと、まあ無理なんじゃねぇか……?
我らがチャンストウライは、このペースに成す術なく大敗した……
ってか生まれた時代があまりに悪すぎる……
地方交流のGUまでなら勝負になると思うけど…、GTは例年空き巣になりがちな帝王賞しかねぇよ……_| ̄|○
あとはJBC現地観戦の感想を少々。
夜流田さんが現地に到着したのは1R開始30分前。
普段なら数えるぐらいしか客はいないのだが、既に新春開催の時ぐらいの人がぁ!?
ってか、先着5000名に配られるスクラッチ抽選カードが、行った時には既に無くなっていた!!
もとい、JBCスプリント直前。
観客スタンドは、東京大賞典にも遜色ないほどの客で一杯。
ちなみに普段の人口密度はオーストラリアのとそんなに変わらんぐらいなんですがぁ……?
いくら地方競馬の祭典JBCとは言っても、園田競馬場が文字通り溢れんばかりの人で埋め尽くされるとは……
初めて園田競馬場に足を運んでから12年…、当時のオレには今日のような園田競馬は全く想像できなんだ。
次に園田開催されるのは早くても5年後だが、次も絶対に見に行くぜ!!
あと、名古屋競馬場開催の時に問題になった《現地で馬券が買えねぇ!》という事はなかった。
園田競馬場の販売窓口は有人であるが無駄に多い(普段は大半が閉まってる)
また大観衆とは言っても、パドック⇔スタンドの往復が出来ないという事もなかった。
《そんだけ窓口なるならJRA馬券も買えるようにしてくれ。近所にWINS梅田&神戸あるけどさ》
普段は『ボロい! 狭い!』などと言ってたが、こう考えると園田競馬場って存外広かったんだねぇ〜。
まあ、パドックで馬見るのはどこのGTでもそうだが一苦労。
こういう時、無駄に図体のデカい身体で生まれてきた事を感謝するねw
それと競馬終了後のいわゆる《移動難民》も発生はしてなかったと思う。
ここはお膝元の尼崎市&阪急バスが無料バスをフル稼働させてたし、最悪でも駅まで徒歩15分だから。
そして、これはちょっと心温まる話(なのかな?)
最終レース発走直前。
園田競馬を…、いや日本競馬界において実況の神様として謳われる吉田勝彦氏。
《ちなみにJBC2競争は、弟子の竹之内次男が担当。これも数年前からいい味を出してきたw》
その吉田氏は、最終レースになると次回開催のお知らせをするのだが……
「今開催の園田競馬。明日も開催しています」
(1秒ほど間をおいて)
「明後日も開催しております」
これには、観客全員爆笑w
《当たり前だが、普段の開催お知らせでこんな事は絶対に言わない》
そして次の瞬間、スタンドのあちこちから
「吉田、いいぞ!」「吉田、まだまだ頑張れ!」
っと、吉田氏へのコールが飛び交う
《注意:この時点で既にゲートインの殆どが完了している》
そんな中、数秒の間を置き、吉田氏は応える。
「ありがとうございます……」
(間髪おかずに)
「さあ皆様、スタート地点にご注目!!」
痺れたね……
あと数秒でゲートが開くのに…、僅か数秒で観客全員をレースへと引き込む台詞回し。
1956年から園田競馬の実況に携わって半世紀以上……
指定交流重賞の実況は既に弟子に譲っているが、この日を一番待っていたのは吉田氏かもしれない……
《吉田勝彦氏のエピソードなどはググるかWikiるとOK。この人ほど園田競馬を愛してる人はいない!》
まだまだ中央どころか南関東レベルにも程遠い園田競馬。
吉田氏が生きている間に、是が非でも園田所属の馬がGT制覇を成し遂げて欲しい。
そして後付けでいいから、そのレースを吉田勝彦実況でやって欲しい……っ!
折角、平日休みの身分なんだから、これを機に月1ペースでも園田競馬へ足を運ぼうかな……
あっ、でも大阪府民の身分で兵庫県…、それも尼崎市の財政に貢献するのは絶対に嫌だなぁ♪
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