【警 告!】
この話は、某種ラジでの石○彰の発言はさることながら
過去に管理人が言われた(罵られた)事実に基づいて作られたブラックジョークの話です。
アスランスキーもですが、キララクスキーにも読むに耐えかねる内容となっています。
尚、この話に対する苦情・怒り・殺意のツッコミは受け付けません。
ただ、こういう奴等には相応の罰を! との思いで書いています。
その所を了承した上で閲覧してください。
「なあ、アスラン」
ムウは何気なくアスランに聞いた。
「お姫さんとお姫さんの偽者、どうやって見分けるんだ?」
「………、はい?」
アスランは少し怪訝な顔でムウを見た。
「だから、あの二人の見分け方」
対し、ムウはいつものように飄々とした顔で訊ねる。
ムウが言っている二人とはラクスとミーアの事。
ムウは思っている事をそのまま言った。
「声もそっくり、体型もまあ似たようなもんだ。っで、俺みたいな奴にでも簡単に分かる見分け方ってあるのかな〜、ってな」
「見分け方…、ですか……」
アスランは、はぁ〜と大きく息を吐いた。
「簡単ですよ…、そんな事……」
『どうしたんだ、この坊主?』
ムウは少し不思議に思ったが、何も言わなかった。
すると、
「俺に優しいのがミーアで、俺に冷た…、いや違うな……」
アスランは憔悴しきった顔で答えた。
「俺を見下した目で見てくるのがラクスですよ……」
「………、はぁ??」
ムウはあまりに予想外のアスランの言葉に少し戸惑いを感じた。
だがそれ以上に、これから発せらるであろうアスランの本音に期待していた。
そんなムウを知ってか知らずか?
アスランは苦虫を噛み潰した顔で憎々しく続けた。
「もう……、道端に転がっている石ころを蹴飛ばすような扱いなんですよ……」
「ほうほう♪」
「こっちは大怪我しているのに全然心配してくれませんし、戦闘でも馬車馬のように扱いますし……」
「ほうほう♪」
「そのくせして、キラに対してはすっかり猫被って他の人に対しても愛想振りまいて……」
「そりゃ大変だな♪」
「キラはラクスに騙されているんですよ!」
『こりゃ楽しいな♪』
ムウは完全に静観、いや傍観を決め込んでいる。
アスランは声を荒げ、さらに続けた。
「キラ…、随分背が伸びたのに、体つきは昔より細くなっていましたよね?」
「ああ。言われて見ればそうだな?」
「あれはキラに稼ぎがないから、ご飯食べさてもらえなかったからなんですよ」
「はぁ!?」
「しかも、ラクスはキラのお母さんに取り入ってキラに色々と圧力かけているとか……」
「ひ…、ひでぇ話だ……」
「なのに、キラはラクスの言いなり! 確かに昔から気が弱かったですけど、あれは男としてどうなんですか!?」
「いや…、どうと言われても……」
「女は黙って男のいう事を聞いていればいいんですよ!!」
アスランは怒気と一緒に己の魂までも言葉に乗せている。
ムウはこの空気に危機感を抱いてはいたが、いかんせん面白くて仕方がない。
当然、聞き専門のままのポディションを取り続ける。
すると、不意にアスランの表情が変わった。
今度は怒気ではなく、嘲る様な笑みを浮かべている……
「フラガ一佐。今、とても簡単な見分け方を思いだしました」
「おっ? そりゃ何だ?」
ムウが食いつくや、アスランは卑下した目で言い捨てた。
「ボリュームがある方がミーアで、まな板なのがラクスです」
『おいおい、それって……』
ムウはすぐに察した。
アスランが言っているのは、間違いなく胸の大きさの事。
アスランがそのような事を言い出すのも驚きだが、それを言い捨てるアスランの顔がもっと驚きだ。
アスランの顔は……
嘲笑に染まりきっている……
「ラクスの奴、相当気にしていますからね……♪」
「上げ底しまくっているのか?」
「そんなぐらいじゃ無理ですよ♪ やれ脇やら背中から寄せて上げてるに決まっているじゃないですか?」
「苦労しているんだな…、お姫さん……」
「そんな苦労なんて、俺が味わされた屈辱の比じゃないですよ!」
アスランは次から次へとラクスを愚弄する言葉は吐き続けた。
その顔は、生気に満ち溢れている。
『相当溜まっていやがるな、ぼう…、ずぅ!?』
その時だった。
アスランの背後にゆらりと揺れる人影が現れた。
『げぇ!!!!!』
アスランと同じくらい背丈の男…、いや眼帯をしているからそう見えるだけ。
その女は鬼の形相でアスランを、ムウを睨みつけている……
『ま、待て姐さん! お、俺は関係ない!!』
ムウはすぐさま目で姐さん…、ヒルダに訴えた。
しかし、ヒルダは鬼の形相のままゆっくりと腰元に手を伸ばした。
腰元にはアーミードナイフ!
『坊主、逃げろっ!!』
ムウはアスランに危機を伝えたが、アスランは気づかない。
無理もない、溜まりに溜まった鬱憤を爆発させているから……
「本当、あんな女のどこが良いのか俺には分かりませんよ!!」
「言いたい事は…、それだけかい……っ!」
「だ、誰っ……、うっ!!」
アスランは背後の気配に気づいたが、遅かった。
既にアスランの喉下にはナイフが突きつけられている……
「そりゃどういう事さね?」
ヒルダはナイフをあてがえたままアスランに聞いた。
しかしヒルダから放たれる殺気。
いつ、ナイフが横滑りしてもおかしくない……
「いや…、これはその……」
アスランも気づいている。
背後にいるのはラクスの忠臣。
いや、ラクス原理教主義者である事を……
「坊や、あたいはどうればいいさね?」
ヒルダはそう言うと、視線をムウの後ろへと向けた。
と同時に、ムウの背後から蠢くような声が聞こえた。
「ヒルダさんの気が済むまで、とことんやってください……」
『い、いつの間にっ!?』
ムウの背中に冷たい物が走った。
間違いなくムウの背後にいるのはキラ!
しかも、ムウに悟られる事なく背後を取っている!
キラも本気だ……
「いいのかい、坊や? 一応、このデコ坊やはあんたの親友だろ?」
「親友? 誰がですか??」
キラは冷たく言い捨てた。
「こんな人、ボク知りません……」
「キラぁ!」
「そうだとよ。デコ坊や……っ!」
ヒルダは答えるや、もう片方の腕でアスランの首を絞めずるずると引きずり始めた。
「一度、あんたとはゆっくり話をしたいと思ってたさね〜」
「キラっ! 助けてくれぇ!!」
だが、アスランの叫びはキラには届かない。
やがてヒルダとアスランの姿は消えた……
『坊主…、許せ……』
ムウは心から詫びた。
ここで助けてしまえば、自分の身さえ危うい……
悪いが俺の為に死んでくれ……
「さ〜てと……」
ムウはわざとらしく背伸びし、何事もなかった様に立ち去ろうとした。
だが……
「ムウさん……」
刹那、キラはポンとムウの肩に手を置いた。
「お話…、しませんか……?」
「お…、俺は何も言っていないぞ!」
ムウは慌てて逃げようとしたが、逃げられなかった。
置かれたキラの手がしっかりとムウの肩に食い込んでいた……
「ここで立ち話もなんですから、アークエンジェルでお話しましょう」
「いや…、俺は別に……」
「マリューさんと一緒に…、ね……っ!」
『キラ! お前っっっ!!』
ムウは心の中で叫んだ。
マリューを巻き込むという事は……
俺に死ねと言っているのか!!
「ま、待てキラ!」
「だからちゃんと話しますよ。マリューさんと一緒にね……」
「話せば分かる! 話せばわか……」
「さあ、行きましょうか? ムウさん♪」
キラはムウの肩をしっかり掴んだまま歩き出した。
《同時刻。エターナルとアークエンジェルで断末魔の叫びが上がったのは言うまでもない……》
《あとがき》
全ては管理人の元に送られた一通のメールから始まった。
メール内容「種ラジで、○田がとんでもねぇ事言ってたぞ」
気になったので、石○の発言を調べてみた。(管理人、種ラジ聞いていない人です)
すると、どうでしょう……
石○彰の発言「(見分け方)ミーアは優しくて、ラクスは冷たい」
っと、爽やかに答えていやがった!!
石田○に本気で殺意を抱いた瞬間でした…!(怒怒怒怒っ)
そうなった全ての原因は貴様だろうがぁ!
ってか、貴様は何人もの女をたぶらかしている最中じゃねぇのか!?(ちょうど種D26話ぐらいだった筈)
貴様には罰を与えねばならぬ! と思って出来たのがこの話。
それと、色々とありがたくない感想も来る訳で…
おまけに、管理人の周りには何故かキララクスキーがいなくて…
何かあるたびに、散々な事を言われ続けているのですよ…(涙)
ちなみに巻き添えを喰らったフラガ兄貴。
巻き込まれた理由は、声優の子安さんは各所で危険球発言しまくっているので♪
《子安ファンの皆様、大変申し訳ございません!(土下座)
では次回予告。
次回でいよいよ【アスラン懺悔シリーズ】も最終幕!
最後も三石さんボイスで読んでください(笑)
《雰囲気を出す為に、反転してあります》
次回【君が望む永遠】
『その思い、彷徨えし騎士へと届かせよ! カガリ!!』
ラストはアスカガで締めます!
ちゃんとアスカガハッピーエンドで締めます!
でも、今のオレにそれが書けるかが不安だ…
しっかりアスカガ同人誌読み込んで勉強しなければ!(えっ)
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