カップリング考察 フラガ×マリュー


なり染めは、ムウさんが変体仮面クルーゼに追い撃ちを喰らい、難を逃れる為に落ち延びたAAにマリューさんがいた。


しかしながら、この時点では全くといっていいほど恋の予感はない。
それどころか本来ならば階級が下であるとは言っても、AAの乗組員要員として来ていたナタルさんが艦長になる筈の所を……


「君が艦長だ」と、マリューに艦長職を擦り付けている。
どう考えても、後々の仕事のし易さを考えての行動でしかない。


そんな二人に転機が訪れたのは、補給の為にアルテミスに寄航した時の事。

連合(後に完全なブルーコスモス勢力)の姦計によってAAを分捕られ、
挙げ句に監禁状態に追いやられるムウさん・マリューさん・ナタルさん。


ところがその時、仮面の小姓部隊クルーゼ隊がアルテミスを急襲。監禁状態中に命の危機が訪れる。
その時ムウさんが機転を利かせ、マリューさんもすぐにムウさんの行動に同調。(ナタルさんは呆気に取られていたが…)


この時が二人初の共同作業になる♪
なのに…、小説版ではこのシーンがないっ!!
《後○先生…、このシーンのカットはあまりに無慈悲でっせ……》



そして、この時のあまりに自然なムウさん、マリューさんに夜流田さんは……

フラマリュ時代の到来を確信!!
《まだラクス初登場してません》





放送直後、夜流田さんは友達との種談義で当然の如く、これを提唱した。
ところが、友達全員の反応といえば……


「夜流田、ホンマ姐キャラ好きやな〜〜〜」

「お前はキャラじゃなくて、声優でオチるからなぁ〜」

「オフィスラブは夢見すぎやって」(これが一番効いた…)



当時の彼等は、後に気づく。
てめぇらの先見のなさになっ!!











舞台は地球アフリカへと移ると、ムウさんに変化が見え始める。

気づけば、すっかりムウさんはマリューさんの相談役のポディションを奪取。
また『明けの砂漠』の本拠地の村が襲撃された際、マリューさんに八つ当たりされるなど、着実にポディションを固定していく。
そして、キラが完全にグレてしまった時の事……



心配するマリューさんはムウさんに相談する。
ムウさんに相談したのは、同じMSのパイロットであり年長の男である為。
そんなマリューさんの質問に対してムウさんは……



『こうしてあらためて見ると、意外とスタイルがいい』

『足首がきょっと引き締まっているあたり、彼の好みだ』

『胸も結構大きいし、唇はキスしやすそうな可愛い形をしている』





お前は、何やっとんじゃい!?
《と叫びながら、その顔は完全ににやけきっていました♪》








まさしく獲物を狙う鷹の如く、マリューさんを観察!
さすがは【エンデュミオンの鷹】。じっくり獲物を狙っております!!

しかしながら、危機を察知したマリューさんはすぐさま避難。
鷹は次なる機会をうかがう事になる……












時は移って、AAがオーブへと逃れた時の事。

オーブに匿ってもらう対価としてストライクのデータとキラの技術協力を求められ、これを了承したマリューさん。
当然ナタルさんと喧嘩になり、すっかり気落ちしてしまう。
その時、ムウさんは慰めようとさり気なくマリューさんの背中を叩いた瞬間……




「少佐…、セクハラです……」




このシーン、リアルタイムで見ていたのだが、思いきり噴き出してしまった…♪
ってか、歴代ガンダム史において、セクハラキャラ扱いにされたキャラは皆無と言っていい。
《注意:同人的に仕立て上げられたキャラは存在するけどね……》




そんな長い歴史において、ムウさんはズバッと言い切られた!
でもって、その時のムウさんの表情もまた笑えたんだよねぇ〜〜w
以降、ムウさんには【エンデュミオンの鷹】の称号とは別に【セクハラオヤジ】の称号も付加される事に……



っと、萌え笑えるシーンではあるが、小説版では見方が大きく変わる。
小説を読んだ方はご存知かと思うが、このシーンのマリューさんは相当精神的に堪えているし、所謂『ツン』の状態ではない。
でもってムウさんも、獲物目掛けて急襲ではなく至って真面目にいっている。


それなのに「セクハラ」と言われる辺り…、不憫やねぇ……



















そして、フラマリュの最大のターニングポイントがやってくる!

キラが凸の無理心中の巻添えを喰らい、消息不明になった時の事……
《間違ってないよね? どう見ても、キラが一方的に巻添え食らってるよね?》



絶望的状況と理解していながらもキラ達の捜索へ向かおうとするムウさん。
それを知ったマリューさんは、慌ててムウさんの下へ。


普段は冷静沈着である筈が、完全に我を忘れてしまっているムウさん。
マリューさんの言葉に耳を貸そうとせず、今にでもAAを出て行ってしまいそうな状態。
その時、マリューさんは隠していた感情を漏らす……




「あなたまで失ったら…、私は……っ!」





すんません。正直に懺悔します……
トールが戦死して、キラが行方不明になって、ミリィも精神的にズタズタの状態なのを理解していながら……




この2人に激しくときめきました

今でこそ萌え叫び出来るけど、当時、ときめいた自分に会いにいけるなら思いきり説教してやりたいね。






ちょっと脱線したので、本線に戻るとしましてっと……

突発的とは言え、完全に自分の気持ちを漏らしちゃたマリューさん。
でも、ムウさんはわざと軽い調子で「りょ〜かい」と、照れくさそうに答えてその場を立ち去る。


この時、夜流田さんはムウさんに『男』を感じました。
気落ちしている女性には多言をしない。感情的にならない。
間違えても女性の弱さに付け込む真似はしない。本当、男です……


















《要注意! ここから夜流田さんは、激しくぶっ壊れます!!》






確実に2人の関係が加速していく状況が出来たと思っていたら、【JOSH−A】に到着した直後、2人は引き裂かれる事に!!


別れの際なのに、ムウさんとマリューさんは他人行儀……
それでもムウさんは我慢できずに、やり場の怒りをマリューさんに見せる。
でも、マリューさんは自分の気持ちを押し殺し……

「俺の方こそ…、な……」

っと、ムウさんは、別れの言葉を残して立ち去って…、
マリューさんも、涙を堪えながらムウさんの背中を見送って……



90年代のドラマなんざ、見たないんじゃぁ!!
《当時、夜流田さんは、マジでこう叫びました》







ところが、すぐに事態はさらに急変!!
(ここはアニメ版よりも小説版の方が鮮明に出ています)

左遷先の艦に乗り込む寸前、ムウさんの心にマリューさんの事が去来する。
様々な思いが去来し、ムウさんは思う……



あんな女…、たぶん二度と会えない……



その瞬間、ムウ・ラ・フラガは駆け出した!!
途中、仮面の妨害に遭い、その時にサイクロプスの存在を、上層部の陰謀に気づき……



フラガ兄貴は駆ける!!


バイクで基地内を駆け走り、AAへ飛ぶ為に戦闘機へと乗り込み、

「チッ! ヒーローって柄じゃねえってのにっ!!」
実に兄貴らしい台詞を吐き捨て、AAへ!!



でも、冷静にツッコまさせていただくと、

「この人、自分で自分をヒーローって言ってるよぉ〜〜♪」
っと当時、TVの前で腹抱えたものだw









っと、まあ。実に兄貴らしいシーンの連続なんでございますが、
無印種は良いとして、種Dにおけるパクリの連続を見た後に、このシーンを振り返ると……

このシーン、バイクで走ってるけど、フラガ兄貴なら……



【ホワイトのSAVANNA Rx−7 INFINIV(MAZDA)】
《これを分かりやすく書くと、頭文字Dの【FC3S(別名:赤城の白い彗星)】》

の方が、より一層兄貴らしくて格好良かったんじゃねぇ? とマジで思った…♪




話は戻って、マリューさんの所へと駆けるフラガ兄貴。
尚、AAに突っ込む際にマリューさんに「どっかのバカ!」と言われる……w
でも、フラガ兄貴を見たマリューさんは、刹那の時に様々な思いを表情に表す。
《これはアニメ版で確認をw この時代は、ちゃんと作品作ってたのになぁ…》




そして絶望的状況下をなんとか打破しようと、再びスカイグラスパーで戦場へ赴く時、兄貴は気さくに言う。






「忘れた? 俺は不可能を可能にする男だってこと♪」
《名台詞やね〜、この台詞、兄貴以外に似合うキャラいませんよ!》


でも実際、この不可能を可能にしたのはキラなんだけどね……♪









この一件で、夜流田さんのみならず全国にフラマリュが認知された。
でもって直後、前記の友達どもに、



「時代はようやくオレに追いついたのだよ♪」
と罵り倒した事は言うまでもなかろう……♪


















そして、ついにやって来る伝説……

キララクにとっての伝説が【天空のキラ(種D39話)】ならば、

フラマリュにとっての伝説…、種38話……

【決意の砲火】がぁぁぁ!!!!























後半戦へと続く……





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