これは種D46話を元にした、完全ギャグです。
設定としましては
@ 戦時中ではなく、戦争後の慰安旅行風です
A ネオは、ムウとして書いています
B 例の如く、アスランの扱いは散々です(笑)
C ラクス、黒いを超えて激しく壊れています(汗)
そして、一番重要なのが……
D この話を考えたのは、管理人ではありません!!
元ネタは、相互リンク【直線失速調教システム】代表であり、
管理人の盟友である熊鉄様が考え、管理人に送ってきたものでございます。
管理人が関わっているのは編集だけです!
尚、この話はR15指定とさせていただきます。
以上を了承した上で、ご閲覧ください……
『はぁ……』
しんと静まり返った室内にため息一つ。
ここはアークエンジェルの一室、ラクスの部屋。
『本当、キラったら……』
はぁ……、とため息をもう一つ……
ラクスの憂鬱の原因は、ブティックでの出来事だった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
久しぶりの船外、久しぶりのお買い物。
洋服を見て回るなんて、どれくらいぶりでしょうか?
ずっと船内にいていましたから、知らない間にストレスも溜まっていたのでしょう。
すっかり開放的な気分で店を回りましたわ。
強いて言えば邪魔者抜き…、キラと二人きりでショッピングと行きたいところでした。
ですが、それではメイリンさんが余りに気の毒と思い誘いました。
するとメイリンさんは何を血迷ったのか?
「アスランと一緒に!」と言ってしまい、結局アスランも来る羽目に……
メイリンさん、もう少し空気を読んで欲しいですわ……
ですが言った手前、渋々我慢する事にしました。
そして、場所はブティック。
いい雰囲気のお店でしたので、店内へ入りました。
と言うのは建前…、本当はキラに喜んでもらえる服を探す為に……
普段とは違う格好をすれば、きっとキラも喜んでくださると信じて疑っていませんでした。
ところが、肝心のキラの反応といえば……
「うん、いいんじゃない」
これだけ……
あまりに素っ気なさすぎですわ!
いくらなんでも酷すぎですわ!
確かに、わたくしとキラとの間に言葉なんて必要ありません。
言わば一心同体、それは重々分かっています。
ですが、わたくしだって女の子ですわ。
好きな人に褒められたいですわ!
その時、一抹の不安が頭をよぎりました。
『まさか、またアスランと!?』
いえ、それはない筈ですわ。
念の為に、アスランの部屋には隠しカメラに盗聴器も仕掛けています。
それを調べた限り、事に及んだ形跡は一切ありません。
『それにしても、アスランは……っ!』
買い物の時、気づかれないようにアスランの視線の先を窺いました。
その先には、キラがっ!
あの両刀……
カガリさんだけでは物足りていないのでしょうか?
と言うより、カガリさんをキラの代わりにしか……
………
やめましょう……
この様な事、万が一にもカガリさんの耳に入れば間違いなく喧嘩ですわ。
それもオーブを挙げての大喧嘩に……
『そんな事よりも……』
本題は、どのような格好をすればキラはわたくしを見てくれるのでしょうか?
……
…………
分かりませんわ……
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
『メイド服……、バニー……、レースクイーン……』
ブツクサと訳が分からない事を呟きながら艦内を歩くラクス。
『スクール水着…、でしたらセーラー服? いえ、あえて巫女服なんて……』
夢遊病者の如くふらふらと通路を歩くラクス。
傍から見ても、かなりアブナイ……
いつの間に、ラクスは艦長室の前にいた。
『マリューさんに相談してみましょうか……?』
とラクスは思ったが、即却下。
いくらなんでも話題が危なすぎる。
と言うより、マリューには無関係な問題だからだ。
何故なら、マリューにはムウがいる。
聞けばムウはマリューと巡り会うまで、数々の女と遊んでいたという。
その数は、両手足の指でも足りないほどと……。
それだけ遊んでいれば、女性を喜ばす術は全て心得ている筈。
故に、マリューが今のラクスのような不満を抱えている様には思えない。
『キラも、少しはムウ様を……?』
その時、向かい側の通路からムウがこちらへ歩いてくるのが見えた。
変な事を考えていた為か? ラクスは反射的に物陰に身を隠した。
一方、ムウはラクスに全く気づかない様子で鼻歌まじりに艦長室へと入った。
当然ノックなし、無断進入で。
『あのムウ様…、気になりますわ……』
ラクスは妙にムウの事が気になり、そっと艦長室を覗き込んだ。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「な、なんですかそれは!?」
「なにって? これは……じゃない♪」
憤慨するマリューとは対照的に、ムウは終始笑顔。
いや違う、頬の筋肉が緩みきっている。
「絶対似合うって♪ 俺が保障するって♪」
「そういう問題ではありません!」
「じゃあ、どういう問題♪」
「そ、それは……」
マリューの顔が次第に赤くなっていく。
それを見てとったムウは執拗にマリューに迫る。
「ちょっとだけでいいからさ♪ なっ、頼むよ♪」
「ちょっと…、だけですよ……?」
「ホント!? いぃやったァァァァァァ!!」
ムウは勝利の雄たけびを上げた……
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「とんでもないものを見てしまいましたわ……」
ラクスは誰に言うでもなく、ポツリと呟いた。
『何を考えていらっしゃるのかしら、ムウ様はっ!?』
先ほどのムウとマリューのやり取り……
どう考えても、三十路の男のやる事ではない。
『エンデュミオンの鷹も堕ちたものですわ……』
ラクスの脳裏に、先ほどのムウの顔が浮かび上がる。
頬は完全に緩みきり、下心は丸出し。
「ちょっとだけ」と言ってはいたが、あれは絶対に行くと所まで行く気まんまんだ。
『ですが……』
ふと、ラクスは思う。
キラがムウみたいな真似をするのか?
いや、絶対に絶対にありえない!
『もしも、わたくしがしてみたら……?』
ラクスは考える……
ムウが持っていた物を着て、キラの目の前に立った時のリアクションを……
『おそらくキラの事ですから、耳まで真っ赤にして慌てふためく……っ!?』
ラクスはポンと自分の手を叩いた。
「こ、これですわ!!」
ラクスは大声を上げた。
「これでしたら、いくらキラでも間違いなく……っ!」
即座に脳を活発化させ、キラをオトす絵を描いていく。
絵はすぐにかけた。
しかし、絵図面どおりにいくには【アレ】が絶対必須。
「事は神速を尊ぶ、ですわ!」
ラクスは慌しく、外へと出て行った。
《言い訳 その1》
もう一度、言っておきます。
この話を考えたのは管理人ではなく、熊鉄様です!
《そりゃ〜、色々と追加したりしているよ。5割ほど…(てへ)》
諸悪の根源は、管理人の元へ送られた熊鉄様のメールに
「暇つぶしに作ったラクキラ小説。長いからゆっくり読んでチョ♪」
送られた熊鉄様のメール。
熊鉄様が書いたな話と言う事で、のんびり茶でも飲みながら読んでいたら……
ぶはっ!
《グレード・ムダ。やっちゅいました》
マジ、ヤバイ話でした(笑)
っで当然。管理人に送ったと言う事は「HPに載せろ!」と勝手に(えっ)判断。
という経緯で書く事になりました。
モチ、熊鉄様の了承は取っています。
《ってか、完全に管理人の確信犯行じゃねのか?(知らん!)》
前半だけでも書いててヤバイな〜と思っているのに、
後半はさらにヤバイ事になるからな〜〜(汗)
純真なラクススキーの方は、引き返しす事をお勧めします。
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